パスタのカロリーと目的別アドバイス

ミートソース ナポリタン ボンゴレ ぺペロンチーノ
519 651 527 497
カルボナーラ トマトソース アラビアータ ペスカトーレ
840 440 538 650
ボロネーゼ アマトリチャーナ プッタネスカ ジェノベーゼ
832 706 571 722
納豆 たらこ バター醤油 トマトクリーム
588 527 548 848
クリーム アボカド うに
883 665 989

筋肉

パスタは麺類の中で最もたんぱく質が多く、一人分の量も多いので、麺だけで最低限のたんぱく質は確保されている。更に具材の肉、魚介、大豆などのたんぱく質が加わり、筋肉に重要な炭水化物も必要十分であることから、理論上ではパスタ料理一品で筋肉増強に必要な条件を満たすことができる。たんぱく質の総量は肉や魚介類をふんだんに使用するレシピに多い。

ダイエット

パスタは炭水化物が非常に多く、オリーブオイルなどの脂質も加わるため、カロリーは総じて高い。ただ、麺と油がカロリーの大部分を占めており、抑えどころは明白。脂質を重点的に減らし、余分な炭水化物をカットできれば、純粋なエネルギー源になり運動量の増加に繋がる。量や旨味を落とさなければダイエット中に食べては駄目、ということではなく、息抜きにガッツリ食べる事もまたストレス解消になりダイエットに繋がる。ようは食べ方次第だが、運動による脂肪燃焼効果を阻害する脂質が極端に多い生クリームがダイエットの天敵なのは言うまでもない。ちなみに、安値なレトルトソースはカロリーが低いものが多く、手料理よりも簡単にダイエット向けパスタを作ることができる。

美容

食材が様々で一概には言えないが、トマトソース系は全体的に評価が高い。濃縮されたトマトソースには強力な抗酸化作用があるリコピンが豊富に含まれており、その上、熱にも強く、加熱するパスタ料理にも効果は損なわれない。他にも納豆やアボカドは美容効果が高い。オリーブオイルも美容効果が高く、比較的熱にも強いといわれるが、効果を最大限活かすなら仕上げに回しかけると良い。生クリームは脂質が極端に多く内臓に負担がかかるので、クリーム系にはなるべく牛乳を使いたい。

健康

カロリーが高いだけで体に良くないというレッテルを貼られがちだが、栄養のバランスを考えた結果、カロリーが高くなるのは健康面にプラスに働くことが多々ある。パスタに限っていえば、主食(麺)と主菜(肉や魚介類)と副菜(野菜やきのこ)が一体化しており、カロリーが高めになることは避けられないが、逆にいえば、様々な食材から栄養をバランスよく摂取できる料理ともいえる。いわばパスタ一食で栄養を摂れるので、他の料理を作る手間も省け、それ以上のカロリーの加算もない。パスタに使用されるオリーブオイルも高い健康効果が知られており「油」=「悪」ではない。食材によって良くも悪くもなるが、上手に工夫できれば「健康に良いパスタ」を作ることは難しくない。

値段

パスタ自体の原価が非常に安く、全体的に評価は高い。ただ、具材やパスタソースによって値段は大きく変わり、外食では高値傾向。調理は簡単なので、費用を抑えるなら自炊をお勧めする。

腹持ち

パスタはカロリーの高さ、噛む回数、消化時間の長さ、血糖値の上がり方など、腹持ちが良くなる基本的な条件をすべて満たしている。とはいえ、それらの条件が絶対的なものではなく、パスタは腹持ちが悪いという声もあり、好みや相性による影響も少なくないことが予測できる。なお、パスタはアルデンテに茹でると、噛む回数が増えて満腹中枢を刺激、消化吸収までの時間も延び、腹持ち効果を高められる。

むくみ

麺料理という大きなカテゴリの中ではスープがない分、ナトリウムは決して多くない。トマトソースを使用するパスタはカリウムが多く、ナトリウムとのバランスも取れている。ただ、トマトソースやカリウムが多い野菜などを単純に増やしても、味が薄まり、結局は食塩などの調味料も増えるので、むくみに良いといえるまでに比率を変えることは難しい。

便秘

パスタの食物繊維の総量は白米の約5倍で、便秘に有効な不溶性食物繊維が多い。オリーブオイルにも便秘に有効なオレイン酸を多く含み、パスタ料理全体の評価は高い。ただ、パスタを一度に大量に食べると消化しきれずに、逆に便通が悪くなることがあるので食べすぎは禁物。

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