焼きそばのカロリーと目的別アドバイス

ソース 五目あん かた焼き
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筋肉

焼きそばに使用される「蒸し中華麺」は麺類の中でたんぱく質が最も多く、一人分の使用量も多いので、麺だけで最低限のたんぱく質は確保されている。更に肉や魚介の動物性のたんぱく質が加わり、筋肉の発達に重要な炭水化物も必要十分であることから、理論上では焼きそば料理一品で筋肉増強に必要な条件を満たすことができる。ただ、一般的な分量ではたんぱく質が不足する可能性があり、筋肉増強が目的なら意識的にたんぱく質が豊富な肉や魚介を加える必要がある。

ダイエット

主食(麺)と主菜(肉や魚介)が合わさった料理なので数値上ではカロリーが高くなるが、一食分のカロリーとしては十分許容範囲。カロリーの大半は麺、肉、油が占めており、抑えどころも明白。脂質を重点的に減らし、余分な炭水化物をカットできれば、純粋なエネルギー源としてダイエットに有効な焼きそばを作ることも十分可能。ただ、店では満足感を出すため麺の量が多い傾向があること、一人前では物足りずついつい食べ過ぎてしまう点に注意したい。

美容

蒸し中華麺にはデトックス効果が高い食物繊維が多く含まれており、キャベツなどの具材と合わしたトータルでも一品料理としては必要十分。ただ、他に特筆すべき栄養はなく、炭水化物や塩分による摂取リスクも小さくないので、一般的な焼きそばの評価は五分五分と言ったところ。

健康

主食である麺に加えて肉や野菜などの具材がバランスよく使用されるが、一食分のすべての栄養を焼きそば一品で補うには不十分。とはいえ、大きなマイナス要素はなく、主食兼主菜としてはカロリーも許容範囲なことから、健康の評価は五分五分と言ったところ。健康を意識するなら野菜を多く加えるのは勿論だが、単純に麺を多く食べ過ぎないように注意したい。一食で袋麺を二つ食べると間違いなく炭水化物の摂り過ぎになり、例え野菜を多く加えても健康の評価がプラスになることはないだろう。

値段

食材は定番且つ安値で手に入るものばかりで全体的に評価が高いが、店の焼きそばは原価が安い割りに値段は高い。

腹持ち

カロリーの高さ、消化時間の長さ、味の濃さなど、腹持ちが良くなる基本的な条件を満たしている。腹持ちの良さを求めるなら肉や魚介などの動物性食材や食物の消化時間を長くする食物繊維が豊富なキャベツなどの野菜をたくさん加えたい。

むくみ

一般的な分量で作るソース焼きそばはむくみの主な原因となるナトリウム(塩分)が多い。ナトリウムを排出するカリウムは肉、魚介、野菜などの具材に多く含まれるが、ナトリウムの比率がやや大きく、むくみに悪影響が出る可能性がある。むくみを抑えるにはソースを減らし、カリウムが多い肉や野菜を意識的に増やす必要がある。

便秘

蒸し中華麺自体に食物繊維が多く含まれており、一般的な分量なら意識的に野菜を加えなくても便秘に有効。安値なゆで麺にも食物繊維が含まれているが、便秘の予防改善という観点からはやや不十分。どちらの麺を使用するにせよ、便秘を意識するなら食物繊維が多い野菜やきのこをたくさん加えたい。

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