煮魚のカロリーと目的別アドバイス

カレイ 金目鯛
169 268 234 276
メバル 赤魚 ぶり たら
172 179 331 151
いわし さんま カワハギ カサゴ
291 384 154 163
さわら かじき ぶり大根 さば味噌
251 215 330 318

筋肉

動物性タンパク質が豊富な魚は筋肉増強に最適。過度な味付けをせず、メイン食材が魚だけの煮魚は純粋なタンパク源となる。単品料理なので量が少なく、料理としてのたんぱく質の総量は決して多くないが、他の料理から補えばいいだけなのでまったく問題はない。むしろ、他の料理(主に和食)と合わせやすい煮魚は献立作りが簡単で、筋肉増強においても大きなメリットになる。

ダイエット

みりんや砂糖を使用するため、塩焼きと比べるとカロリーがやや高いが、料理全体でみるとカロリーは低い部類に入る。また、煮汁がすべて魚に染み込むわけではないので、調味料によるカロリーの加算は思いのほか少ない(上記のカロリー値は余った煮汁を含む)。メイン食材が魚だけなので余分なカロリーの加算がなく、筋肉の維持に必要な最低限のたんぱく質を摂取できる。煮汁に油が浮くが、一般的な煮魚は煮込み時間が短く脂がほとんど落ちないため、油抜けによるカロリーダウンは期待できない。

美容

魚の油には美容効果が高いオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている。オメガ3は熱に弱いとされるが、酸素と結合することではじめて「酸化」する。煮魚の場合は、油が酸素に触れるのはごく一部なので、ほぼすべてのオメガ3は酸化しない(有効成分は失われない)と考えてよい。

健康

魚料理の代表格である煮魚はシンプルな味付けと調理で魚の健康効果を阻害しない。栄養バランスを考えるとご飯などの主食、サラダなどの副菜は欠かせないが、単品料理としては必要十分な栄養値。気がかりは塩分だが、煮汁を飲んだりしなければ健康上まったく問題はない。

値段

魚の種類によって値段は変わるが、食材や調理工程のシンプルさから煮魚自体は安値。外食だと定食として売られている場合が多く、煮魚だけがほしい、または、より安く食べたい人はスーパー等で魚を買い、自分で調理して食べよう。

腹持ち

単品料理である煮魚は一人当りの絶対量が少ないので、脂が多い魚を除き、腹持ちに良いとまではいえないのが率直な見方。ただ、実際はご飯、味噌汁、他のおかずと一緒に食べることが多く、結果的には腹持ちが良い食事をとっている場合がほとんどだろう。

むくみ

煮魚はデータ上では塩分(ナトリウム)が多いが、これはすべての煮汁を含んだ数値。魚はむくみ原因となるナトリウムを排出するカリウムが多く、魚の身だけを食べるようにすればまったく問題はない。カリウムの比率が大きいほどむくみに良いといえるが、バランスは悪くないものの、カリウムの絶対量が少ないため、むくみに良いとまではいえないのが率直な見方だ。

便秘

調理法や食材をみても便秘に良いとも悪いともいえない。便秘を気にする人は食物繊維が多い豆類、きのこ、野菜などを副菜に加えると良い。

スポンサーリンク