中華料理のカロリーと目的別アドバイス

チャーハン 天津飯 餃子 シュウマイ
677 625 293 266
野菜炒め 春巻き 麻婆豆腐 麻婆茄子
178 426 357 282
エビチリ エビマヨ 酢豚 青椒肉絲
222 365 392 300
八宝菜 レバニラ
303 238

筋肉

筋肉増強に効果的な動物性タンパク質が多く含まれている肉、魚介、卵を使用する料理が多く、全体的に評価が高い。ただ、肉などの食材だけではなく、他のたんぱく質が少ない食材(ご飯、点心の皮、野菜など)も多く使用するので、たんぱく質の総量はそれほど多くない。筋肉増強だけを考えるなら単純に肉などの「量」を増やせばいいが、カロリーの増大による悪影響を避けるなら、なによりも「質」が重要になる。

ダイエット

日本で普及した中華料理(デザートを除く)の多くは油を使用するが、一般的な分量なら気にするほどカロリーは高くならない。炒め物で使う油の量は多くても大さじ1弱(100kcal未満)で、他の油を使用する料理と比べて特段多いわけではない。中華料理でダイエットの評価がマイナスなのは、炭水化物が多いご飯物や点心、食材を油で揚げることが前提の春巻きや酢豚など、いずれの理由も料理全般に当てはまる普遍的なものだ。中華料理の食材は脂が少ない肉、魚介、野菜などが中心でカロリーが低いものばかり。油はさじ加減を間違えないように注意しなければならないが、「油を使うから中華料理はダイエットに悪い」と短絡的に考えるのは完全に誤りだ。

美容

端的に言えば、野菜の種類と量が多く、調味料と食用油が少ないほど美容に良い。美容の良し悪しは栄養バランスが絶対的な基準になり、+αでどれだけ美容に効果的な栄養素が含まれているかだが、中華料理の特徴を考えるとシンプルな答えになる。美容に良い料理のベースになりやすいのは野菜炒め、麻婆茄子、八宝菜、レバニラ炒めなど。これらの料理は食材のバランスが良いので、美容を意識せず普通に調理してもメリットの方が大きくなる。ごまは美容に効果的な栄養が豊富に含まれているが、一般的なごま油には油由来の成分を除き、ごまに豊富な栄養は含まれていない。

健康

中華料理は肉、魚介、野菜など、食材のバランスが良いもの多いが、調味料過多や食用油による健康リスクが高評価の妨げになっている。逆に言えば、調味料と食用油だけに気をつけていれば健康に良い料理が多いということ。外食では中華料理の「華(はな)」と言わんばかりに調味料や食用油をたっぷり使用するが、自分で作る場合はそのような定説に縛られる必要はない。インターネットにも調味料や食用油を控えたレシピが無数に存在するが、実際に作って食べてみても十分美味しい。中華料理は簡単な工夫で美味しく健康に良い料理ができるので、「油っぽくて健康に悪そう」というイメージだけで作らないのは実に勿体ない。

値段

外食では本場の食材や調味料を使用するため高値傾向だが、日本の家庭で作る一般的な中華料理は安値で簡単に手に入る食材ばかり。各社「チャーハンの素」など簡単に中華料理が作れるレトルト食品を販売しているが、こちらも安値の物が多い。調理も簡単なので、金銭面でも栄養面でも断然自炊をお勧めする。

腹持ち

使用するメイン食材によって腹持ちの良し悪しが決まるが、中華料理は全体的に評価が高い。間接的に影響する中華料理特有の味の濃さ、油の使用率の高さも全体的な評価を引き上げる要因になっている。

むくみ

全体的にむくみの原因となるナトリウム(塩分)が多い。ナトリウムを排出するカリウムが多い食材(脂が少ない肉や野菜など)も使用するので一概には言えないが、むくみに良いとはっきり言える料理がないことは確かだ。

便秘

基本的に野菜やきのこが多い料理は食物繊維も多くなり便秘に有効。中華料理でいえば野菜炒めや八宝菜だが、どの中華料理も野菜やきのこと相性が良く、便秘対策がしやすい料理といえる。

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