揚げ物のカロリーと目的別アドバイス

から揚げ コロッケ クリームコロッケ メンチカツ
73 195 203 212
ロースカツ ヒレカツ チキンカツ ささみフライ
491 343 419 166
エビフライ イカフライ カキフライ アジフライ
65 56 88 283
白身魚フライ 海老天 いか天 あじ天
121 65 66 157
キス天 なす天 レンコン天 さつまいも天
85 29 46 44
かぼちゃ天 ししとう天 いんげん天 しいたけ天
65 12 41 44
青じそ天 のり天 かき揚げ フライドポテト
37 25 287 122
フライドチキン チキンナゲット
180 41

筋肉

筋肉増強に有効な動物性タンパク質が豊富な肉や魚介の揚げ物は総じて評価が高い。ただ、筋肉増強が目的であっても、カロリーや健康リスクを増大させる油が多い揚げ物を、あえて選択するメリットはない。

ダイエット

油を多く吸収する揚げ物はカロリーの増大に繋がりやすくダイエットに適していないが、多くの揚げ物が最低評価の「1」でないのは単品料理だから。コロッケを3個食べるのは問題だが、1個だけならカロリーもそこまで高くなく、他の料理との組み合わせ次第で十分カロリーコントロールは可能だ。ただ、どれだけカロリーが低い食材を使用しても、油を吸い、元の食材の何倍~何十倍にもカロリーを増加させる揚げ物はダイエットにとって最も避けたい調理法の一つだ。

美容

美容に良い栄養が豊富に含まれていても、栄養バランスが崩れていれば、総合的な評価は低くなる。揚げ物はこれに当てはまり、どれだけ美容に良い食材を使用しても、多量の油を吸収した時点で美容に良い料理とは言えなくなる。定番の食材に取り立てて美容に良い食材は無いし、美容効果を目的に揚げ物を食べる必要性もまったく無い。

健康

油を多く吸収する揚げ物は総じて評価が低い。肉、魚介、野菜、どの食材を使用しても油を多量に吸収した時点で栄養バランスを崩しており、一般的な量の揚げ物を食べる場合、他の料理と組み合わせても健康に良いと言えるまで栄養バランスを整えることは困難。衣の量を減らすなどして健康に問題が出ないレベルまで油の吸収を抑えることは可能だが、揚げ物特有のサクサク感とジューシーさは失われやすくなる。食味の良さを犠牲にしてでも揚げ物を食べたいかは個人によるが、そこまでして食べたいなら油は気にせず調理して美味しく食べた方がストレス解消になるし、長期的に見れば一食分の揚げ物を食べたぐらいで病気になることもない。揚げ物のような健康リスクが高い料理は極力食べない(食べる日にちを空ける)のが一番だ。

値段

安値で手に入る一般的な食材を使用するので全体的に評価が高い。店の揚げ物は原価が低い割りに値が張るので、節約を第一に考えるなら断然自炊をお勧めする。

腹持ち

高カロリー且つ胃の滞留時間が長い脂質が多い揚げ物は当然腹持ちが良い。ただ、その理由がダイエットなら、腹持ちの良さを求めてカロリーが高い揚げ物を食べるのは完全にナンセンスだ。

むくみ

むくみの良し悪しは塩分量に大きく左右されるが、一般的な分量なら問題はない。ただ、揚げ物はソースなどに付けて食べる場合が多く、むくみが気になるならソースなどの付け過ぎに注意しなければならない。ちなみに、揚げ油には塩分が含まれていないので、塩分が水分を過剰に溜め込む事で起こる「むくみ」と油の摂り過ぎによる「肥満」はまったく関係がない。

便秘

油が多い料理は消化不良を起こしやすいが、大腸の機能低下による慢性便秘との関係性は低く、便秘に悪いとまでは言えない。便秘の予防改善には食物繊維、水分、そして油分の摂取が欠かせないが、慢性便秘の根本的な解消には運動をすることが一番だということを忘れてはならない。

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