鍋料理のカロリーと目的別アドバイス

寄せ鍋 ちゃんこ鍋 キムチ鍋 水炊き
411 411 622 336
ちり鍋 博多風水炊き 海鮮鍋 もつ鍋
242 575 247 425
湯豆腐 おでん しゃぶしゃぶ すき焼き
137 378 748 662
カレー鍋 豆乳鍋 はりはり鍋 蟹鍋
611 484 608 227
牡蠣鍋 ぼたん鍋 鴨鍋 野菜鍋
342 529 522 203
トマト鍋
417

筋肉

肉や魚介類がメインの鍋は動物性タンパク質が豊富で筋肉増強に最適。野菜やきのこが多く、間接的に筋肉に影響するミネラルやビタミン類も豊富。ほぼ、筋肉増強に必要な条件を満たしているが、炭水化物と脂質が少なく、カロリーが低い鍋が多い。特に炭水化物が少ないと、たんぱく質をエネルギーとして消費してしまい、筋肉の材料に使われなくなるので、カロリーが低い鍋を食べる場合は最低限の炭水化物(ご飯なら茶碗一杯)を確保する。鍋はあっさりとした味付けが多く、量を食べられるので、多量のたんぱく質が必要な筋肉量が多い人、食が細い人に特にお勧めできる。

ダイエット

鍋料理自体はカロリーが低いものが多くダイエット向けだが、逆に太ってしまう要素もあり一概には言えない。まず、食味があっさりとしていて、食事中でも具材を追加できるので、単純に食べる量が多くなりやすい。これは肉などの高カロリーな食材を避けて、野菜、きのこ、しらたきなど、低カロリーな食材を増やせばいいが、食べたいものを自由に増やせないので、ある程度の我慢を強いられる。また、ご飯や麺でしめを食べると総摂取カロリーが大幅に高くなる可能性がある。ダイエットを意識するなら、しめを食べないことが一番だが(残り汁は保存して次の食事に使う)、どうしてもしめを食べたい場合は、しめの食材は低カロリーなものを使い、量も抑える、鍋を食べている時はご飯は食べないなど、一食当りのカロリーを抑える工夫が必要だ。

美容

野菜の種類と量が多い鍋料理は、食物繊維、カリウム、ビタミンB群・C、β-カロテンなど、美容効果が高い栄養素の宝庫。野菜だけでなく肉、魚介類、豆腐などのたんぱく質も豊富で、美容にとって重要な栄養バランスも完璧。調味料等によるマイナス要素も少なく、偏った食べ方をしなければ間違いなく美容にプラスになる。

健康

野菜を多く食べられ、過度な味付けをしない鍋料理は間違いなく健康に良い。サラダなどの野菜だけの料理とは違い、肉、魚介類、豆腐などのたんぱく質も豊富で栄養価の高さ、栄養バランスの良さは副菜がいらないほど。あえて悪いところを言えば、残り汁でしめを食べることで余分にとってしまう塩分とカロリーだが、これは当人の問題であり、食べ過ぎは料理の評価を下げる要素にはならない。

値段

食材の種類が多く、量も多いので安くはない。食材を少なくすれば低コストで作れるが、鍋料理は過度であったり、無駄な具材や調味料がほとんどないので、鍋の最大の利点である栄養価の高さ、栄養バランスの良さが損なわれる。残り物野菜などで鍋を作る事もあるが、食材を消費することに変わりはなく、鍋自体のコストを抑えることができても、結局は次の食事のためにお金を使うので節約にはならない。無駄がほとんどなく栄養面でも完璧といえるので、無理に安くあげないことが多くの恩恵を受けられ、結果的には生活のランニングコストを抑えることに繋がる。

腹持ち

肉、魚介類、豆腐、野菜が豊富で、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維のバランスも良く、腹持ちは良い。ただ、全体的に食味があっさりしていて、カロリーも高くないので、満点評価を与えにくいのが率直な見方だ。

むくみ

だし汁に直接味付けをする鍋はナトリウムが多いが、カリウムも非常に多い。むくみの良し悪しの基準である比率は、ややカリウムが優勢。ナトリウムの数値はスープも含まれるので、スープを飲まなければ当然プラスに働く。調味料を小皿に分ける鍋はナトリウムが控えめなので、間違いなくカリウムよる、むくみの改善に効果がある。

便秘

野菜やきのこが多い鍋は食物繊維が多く便秘に有効。鍋によく使われる食物繊維が豊富な食材は、総量が多い順から、ごぼう、きのこ、春菊、水菜、こんにゃく(しらたき)、にんじん、長ねぎなど。白菜やキャベツはイメージほど多くないが、使用する量が多いので鍋料理には有効。

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